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現地レポート

【大会前特集】開幕5日前レポート~ネクスト東京2020世代に注目!~ RSS

2015年3月23日 2時45分

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 「東日本大震災復興支援 第28回都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会2015(ジュニアオールスター2015)」の開幕まであと5日に迫っている。出場選手たちはそろそろ修了式を終えて、大会に向けて気持ちを高めているところだろうか。

JBA主催の2つの育成プログラムに参加し、男子U-16日本代表候補にも名を連ねた中田 嵩基選手(福岡県)

JBA主催の2つの育成プログラムに参加し、男子U-16日本代表候補にも名を連ねた中田 嵩基選手(福岡県)

 登録選手リストを見ていると、前回もお伝えしたとおり、「ジュニアエリートアカデミー」に参加している選手や「U-15/U-14トップエンデバー」に選出された選手、「男子U-16/女子U-16日本代表候補選手」に名を連ねている選手が数名いる。例えば、福岡県男子の中田 嵩基選手(173cm)は、上記の3つすべてに名を連ねており、神奈川県女子の奥山 理々嘉選手(180cm)モハメド 早野夏選手(176cm)もトップエンデバーと女子U-16日本代表候補に選出されている。
 また、茨城県男子の細割 駿佑選手(195cm)は「ジュニアエリートアカデミー」にも参加している、今大会の最高身長の選手であり、女子の最高身長選手である東京都Bの穴澤 冴選手(181cm)は、上記プログラムに名を連ねていないが、やはりサイズという武器を持った注目選手と言っていいだろう。
さらに注目選手を記していくと、東京都A男子の小玉 大智選手(185cm)や愛知県女子の伊森 可琳選手(178cm)のように、昨年8月に行なわれた「第44回全国中学校バスケットボール大会」で決勝戦の舞台に立っている選手もいる。全中決勝という大舞台での経験は、今大会でも生かされることだろう。

下級生ながら昨夏の全国中学校バスケットボール大会でも活躍した伊森 可琳選手(愛知県)

下級生ながら昨夏の全国中学校バスケットボール大会でも活躍した伊森 可琳選手(愛知県)

 むろん、これも繰り返しになるが、注目されている選手のいるチームが勝つとは、限らない。またこの大会での「勝利」が、すなわち今後の「成功」を約束するものでもない。あくまでもジュニアオールスターは経験を積む舞台の一つであり、勝っても負けても、この経験を次の努力に変えられる選手だけが未来の扉を開いていくのである。高校、大学、トップリーグとカテゴリーが上がれば上がるほど戦いの厳しさは増し、楽しみだけではなく苦しみや悩みも増えてくる。それに打ち勝てる選手が日本代表として世界に飛び出せるのだ。

 今大会出場の選手は現在14歳、もしくは13歳の選手たちである。東京オリンピックが開催される2020年には18歳~20歳くらいで、日本代表の主力になるには少し若いかもしれない。そう考えると彼ら、彼女らが目指す舞台は東京オリンピックというよりも、その次のオリンピック、つまり2024年、もしくは2028年のオリンピックで主役になりうる世代と言ったほうがいいだろう。「ネクスト東京2020世代」である。
 それでも彼ら、彼女らが東京オリンピックを、その若い感性で見られるのは特権と言える。世界最高峰の大会で各国の選手たちがどのようなプレイをして頂点を目指すのか。それを直に見て、感じるだけでも大きな財産となるだろう。

前回大会で活躍し、今年度の男子U-16日本代表候補に選出された大橋 大空選手

前回大会で活躍し、今年度の男子U-16日本代表候補に選出された大橋 大空選手

 今回の「ジュニアオールスター2015」では、つまり東京オリンピック以後の主役たちを見つけることができる。プレイについてはまだまだ粗さも見られる彼ら、彼女らだが、その雑味のなかに光る何かを見つけたい。その光はまだ鈍いかもしれないが、磨けば必ずダイヤモンド以上の輝きを発するポテンシャルを秘めているのだ。
 だからこそ、中学生たちには一心不乱にボールを追いかけ、ゴールに向かう姿勢を見せてもらいたい。それをファンのみなさまとも同じ会場で共有できれば、これほど嬉しいこともない。

 2015年春、隠れた才能が花開くときまで、あと5日!

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